中性脂肪が上がる原因がストレスに関係する?

中性脂肪値が高い!と聞くとなんだか「中高年」「不健康」というレッテルを貼られたようでショックを受けてしまいますよね。中性脂肪が高いのは何も年齢や食事のみが原因ではありません。

中性脂肪値の健康への被害

中性脂肪値は、生活習慣病のリスクを測るためにも大切な数値です。中性脂肪値は血中の中性脂肪の濃度によって測られます。中性脂肪値が高いと、血中の中性脂肪は血管の壁に張り付いたりして、血管自体を細く固くして動脈硬化が進みます。

中性脂肪値の正常値は30 ~149mg/dlです。数値は高くても低くてもよくありません。特に高い場合は、動脈硬化性疾患や肝障害になる可能性が高くなるので気を付けなければいけません。

中性脂肪値が高いとなり得る病気

  • 動脈硬化
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 脂肪肝
  • 肝臓がん など

中性脂肪が高くなる原因としては、食べ過ぎ、アルコールの摂り過ぎ、運動不足があります。食べ過ぎでは動物性脂肪が多い食品(牛や豚の脂身、ベーコン、チーズ、バター、生クリームなど)や糖質(炭水化物)を摂り過ぎないようにすることが大切です。

糖質は、ご飯やパンや麺類、イモなどのデンプンや、お菓子などに使われている砂糖、果実に含まれているブドウ糖や果糖などがあります。これらの糖質は、肝臓で脂肪酸になり中性脂肪の原料になります。

よく炭水化物をを食べ過ぎるとよくないといわれますが、砂糖や果糖やブドウ糖はデンプンよりも体内での分解吸収が早いので、中性脂肪になりやすいです。

砂糖は1日50g以上摂ると、中性脂肪の数値が上がってしまいます。清涼飲料や炭酸飲料、ジュース類は500mlのペットボトル1本に砂糖が20~50gも入っています。

白米は食べないけど毎日の炭酸飲料は辞められないという人は、確実に糖質を摂っていることを忘れないように気を付けましょう。

中性脂肪値と「ストレス」の関係

「中性脂肪値が高い」と言われると「体の中に中性脂肪が溜まっている」というマイナスのイメージを持つ人も多いですね。悪者のように言われている中性脂肪は、もしもの時のためにすぐに使えるエネルギーの貯蔵庫的な役割があって、実は人間の体には必要なものです。

もしも体に中性脂肪がないとしたら、それは体内にエネルギーが貯蔵されていないということで、血中に糖質が不足した時に、エネルギーが補えないということです。

必要な物質だとはいえ、中性脂肪値の正常値は30 ~149mg/dlなのでそれを超えるような値では、体によいはずがありませんね。基準値以内に保って初めて健康と言えます。

中性脂肪値の上昇は、ほとんどの場合食事による動物性脂肪の取りすぎによって起こります。摂り過ぎて分解しきれなくなった脂肪分が血中にもあふれて中性脂肪値が上がってしまいます。

仕事や人間関係などのストレスがあると暴飲暴食気味になり脂肪分を摂りすぎて、結果中性脂肪値が上がってしまったという可能性もあります。ストレス自体も中性脂肪値を上げる原因になります。

ストレスが中性脂肪値を上げる原因

  • ストレスで体がバランスを崩す
  • ホルモンバランスが崩れる
  • ホルモンバランスの崩れが中性脂肪を生成する肝臓に影響を及ぼす
  • 肝臓が必要以上に中性脂肪を作りすぎてしまう

ストレスは自律神経を乱す原因となりホルモンバランスが崩れるため、中性脂肪が増えてしまいます。自律神経は交感神経と副交感神経が均等に保てているのが体に良い状態です。

交感神経と副交感神経のどちらだけが優位になると、体にはいろんな症状が現れて中性脂肪が増える原因を作ります。血糖値を上昇をはじめとして、血管の収縮、心拍数の増加、血流の減少などまさに中性脂肪増加につながる症状です。

中性脂肪値の上昇は一般的には中高年に見られますが、ストレス性の中性脂肪値の上昇は若い世代にも見られます。同じストレスを受けても、影響されやすい人とされにくい人がいます。

性格的なことは大きいですが、問題が起きた時に「どうしよう」と考えるか「仕方ない、あきらめよう」と考えるかでかなりストレスは違ってきます。どうにもならないストレスも多いですが、少しでもストレスを受けないよう、解消上手になることも大切ですね。

ストレスで一時的に中性脂肪が増えたとしても、すぐに解消することができればそれほど大きな問題ではありません。でも上手に解消できなければ、常にストレスを抱えているという状態になってしまうので、中性脂肪の増加が問題になってきます。

ストレスによる中性脂肪値の上昇を防ぐ方法は?

中性脂肪値を下げる対策とともにストレスを上手に発散させる方法を探しましょう。ストレス解消法は人によって違います。釣が好きな人なら釣をしたり、ドライブが好きな人ならドライブをしても良いですね。

ダイエットのためにジムに通うというのも1つの策ですね。スポーツ、芸術観賞、絵画など自分の趣味を見つけて、ストレスの素となっているものから離れて自分を解放できるものを見つけるといいですね。

上手にストレスを減らすことができれば、中性脂肪値も下げることができます。中性脂肪は食べ過ぎや飲みすぎだけでなく、ストレスによっても上がってしまう恐ろしいものです。現代病のリスクが表れる数値と言えます。

中性脂肪が上昇している原因を自分でつきとめ、その原因ごとに効果的な解決策をうつことが、生活習慣病に陥ることの予防策ですね。